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- ピラティスとヨガの向き不向きはどう判断する?目的別の選び方を解説

ピラティスとヨガの向き不向きは、どちらが優れているかではなく、運動に求める目的によって変わります。身体の使い方を丁寧に確認したいのか、呼吸とともに心を整えたいのかで、合うレッスンは人それぞれです。
この記事では、ピラティス向きの人とヨガ向きの人の特徴、迷ったときに体験レッスンで確かめる方法を解説します。自分に合う選び方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ピラティスとヨガの向き不向きは目的で変わる

ピラティスとヨガの向き不向きは、どちらが上かではなく、何を求めるかという目的で決まります。両者は成り立ちが異なり、動きの性質にも違いがあるためです。
ピラティスは、コントロールされた動きで体幹や姿勢、柔軟性に働きかけるエクササイズとして知られています(※1)。一方のヨガは、呼吸法や瞑想、ポーズを組み合わせた心身の実践とされます(※2)。筋肉を伸ばして柔軟性を保つストレッチングとも異なり、どちらも呼吸や身体の使い方まで含めて取り組む点が特徴です(※3)。
迷ったときは、身体の動かし方、呼吸への意識、続けやすさの3つの軸で考えると整理しやすいでしょう。
(※1)参考:Better Health Channel「Pilates – health benefits」
(※2)参考:厚生労働省eJIM「ヨガ」
(※3)参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果」
ヨガよりピラティス向きの人の特徴
身体の位置関係や動きの質を確認しながら取り組みたい方には、ピラティスが候補になりやすいといえます。ただし、マットかマシンか、クラスの進行や講師の指導方針によって感じ方は変わるため、すべてのピラティスに当てはまるわけではありません。そのうえで、ヨガよりピラティス向きといえる人の特徴は次のとおりです。
- 身体の軸や位置関係を確認しながら動きたい
- 動きの細部を確認しながら進めたい
- 負荷を段階的に調整しながら取り組みたい
それぞれの特徴と、別のクラスを検討したほうがよい場合をあわせて見ていきましょう。
身体の軸や位置関係を確認しながら動きたい
身体の軸や各部位の位置を確かめながら進めたい方は、そうした説明を受けられるピラティスクラスが候補になります。ピラティスのレッスンでは、骨盤や背骨の位置を言葉で確認しながら動く場面が多いためです。
実際にPilates Meeのセミパーソナルレッスンでも、最大3名の少人数で、講師が一人ひとりの姿勢を確認しながら進めています。自分の身体の位置を講師と一緒に把握できる安心感は、ピラティスならではといえるでしょう。
一方で、細かな位置確認よりも、呼吸に合わせた流れや静かな時間を優先したい方もいるはずです。その場合はこの条件だけで決めず、ヨガを含む別のクラスも検討してみてください。
初心者の方にはイメージしづらいので、「頭のてっぺんから糸で上に引っ張られているような感覚で背を伸ばしてみましょう」とお伝えすることが多いです。そうすると、自然と背骨が長くなり、軸を意識しやすくなります。 難しい言葉ではなく、日常でイメージしやすい表現を使うことで、初心者の方にも感覚をつかんでいただきやすくなります。
動きの細部を確認しながら進めたい
一つひとつの動作やフォーム、呼吸のタイミングを確かめながら進めたい方にも、ピラティスは合いやすい選択肢です。ピラティスはコントロールされた動きを大切にするエクササイズとされ、ゆっくり確認や調整を受けられるクラスが多いためです(※1)。
たとえば同じ動きでも、手足の伸ばし方や呼吸を合わせるタイミングを講師に確かめながら、少しずつ精度を高めていく進め方があります。丁寧に確認しながら上達を実感したい方には、心強い環境といえるでしょう。
ただし、細かな停止や修正よりも、動きの連続性を楽しみたい方もいます。同じピラティスでも進め方はクラスによって異なるため、体験先の内容を確認してから判断しましょう。
(※1)参考:Better Health Channel「Pilates – health benefits」
負荷を段階的に調整しながら取り組みたい
その日の体力や経験に合わせて運動量を変えたい方は、負荷を段階的に調整できるピラティスクラスを候補にしやすいでしょう。マシンピラティスにはスプリング(バネ)の強さを変える仕組みがあり、同じ動きでも負荷を細かく変えられるためです。
実際にPilates Meeでも、体験時に身体の状態をうかがいながら、マシンの設定を一人ひとり変えてレッスンを行っています。運動が久しぶりの方でも、段階を踏んで少しずつ進められる点は大きな安心材料です。
ただし、器具の有無や調整の方法は体験先ごとに異なります。細かな調整を挟むより一定の流れで動きたい方は、この条件を必須とせず、別のクラスも候補に含めて考えてみましょう。
体験レッスンでは、お一人おひとりの体力や身体の状態に合わせて、マシンのスプリング(負荷)を調整しています。 また、肩や腰に痛みや不安がある方には、同じエクササイズでも可動域を小さくしたり、無理のない動きに変更したりすることもあります。その日の体調に合わせて調整しながら進めるので、初心者の方でも安心してレッスンを受けていただけます。
ピラティスよりヨガ向きの人の特徴
呼吸と動きの流れを感じながら、自分の内側に意識を向けたい方には、ヨガが候補になりやすいでしょう。とはいえヨガにも多くの種類があり、静止と動きの比率、進行の速さ、講師の指導はクラスごとにさまざまです。
ヨガ全体を一括りにせず、体験先のクラス内容と合わせて確認することが大切です。そのうえで、ピラティスよりヨガ向きといえる人の特徴を3つ紹介します。
- 呼吸と動きの流れを重視したい
- 静かな時間に自分の感覚と向き合いたい
- 静止と動きを組み合わせて自分のペースで取り組みたい
順番に、それぞれの特徴と判断の境界を確認していきます。
呼吸と動きの流れを重視したい
呼吸に合わせて一連の動きをつなげたい方は、呼吸と動きの連動を扱うヨガクラスが候補になります。ヨガは呼吸法や瞑想、ポーズを組み合わせた実践とされ、呼吸と動きを結び付ける流れを大切にするクラスが多いためです(※1)。
たとえば、息を吸いながら腕を上げ、吐きながら前屈するように、呼吸のリズムに動きを重ねていきます。自分の呼吸を軸に身体を動かす時間そのものを心地よいと感じる方には、魅力的なスタイルでしょう。
一方で、呼吸よりも身体の位置や負荷の調整を優先したい場合は、この特徴だけで決めないことが大切です。ピラティスを含めた別のクラスも視野に入れて選んでみてください。
(※1)参考:厚生労働省eJIM「ヨガ」
静かな時間に自分の感覚と向き合いたい
自分の呼吸や身体の感覚に、静かに意識を向ける時間を求める方には、ヨガクラスが合いやすいでしょう。ヨガには瞑想や呼吸法の時間を含むクラスがあり、ゆったりした腹式呼吸が自律神経の働きに影響しうるという研究報告もあります(※1)。心を落ち着ける時間として取り入れる方が多いのも自然な流れです。
照明を落とした空間で、自分の呼吸だけに耳を澄ませる時間を心地よく感じる方もいます。日々の忙しさから離れて、感覚と向き合うひとときになるでしょう。
ただし、静けさやリラックスの感じ方には個人差があります。適度な刺激や細かな指導があるほうが集中できる方は、別のクラスも含めて比べてみてください。
(※1)参考:J-STAGE「腹式呼吸が自律神経機能に与える影響」
リラックスを目的に来られる方には、「レッスンの最初にリラックスやストレッチが目的ですとお伝えしてください」とお伝えしています。 また、より落ち着いた環境でご自身の身体と向き合いたい方には、パーソナルレッスンをご案内することもあります。周りを気にせず、ご希望やその日の体調に合わせて内容を調整できるため、リラックスしながら身体を整えたいという方にもおすすめしています。
静止と動きを組み合わせて自分のペースで取り組みたい
ポーズを保つ時間と動く時間を組み合わせ、自分のペースで進めたい方には、ヨガが選びやすいはずです。ヨガのクラスには静止と動きの比率や進行の速さが異なる種類が多く、希望のペースに合うクラスを見つけやすいためです。
ゆったりとした静止が中心のクラスもあれば、流れるように動き続けるクラスもあります。同じヨガという名前でも、受けたときの印象は大きく変わるものです。
一方で、フォームや負荷を細かく調整しながら進めたい場合もあるでしょう。その際はクラス種別と進行の違いを踏まえ、ピラティスなど別のレッスンも含めて検討してみてください。
ピラティスとヨガの向き不向きに迷ったら体験で確かめる
向き不向きの特徴を確認しても決めきれないときは、情報だけで結論を急がず、体験レッスンで確かめるのがおすすめです。文章では同じように見えるクラスでも、実際の進行や講師との相性は、受けてみて初めて分かることが多いためです。体験で確かめる際のポイントは以下のとおりです。
- 目的を言語化してから体験する
- 体験後は身体の感覚と通いやすさを記録する
- 両方を一度ずつ試して続けやすさを比べる
3つのポイントを押さえて、納得できる選択につなげましょう。
目的を言語化してから体験する
体験を予約する前に、その運動を選びたい理由を一文にしておきましょう。目的が言葉になっていると体験先やクラス種別を選ぶ基準が定まり、体験後の振り返りもしやすくなるためです。
たとえば「動きの質を確認しながら姿勢を整えたい」「呼吸に合わせて心身を落ち着けたい」のように書き出してみます。目的が複数あるときは優先順位をつけ、体験で確認したいことを1〜2個に絞っておくと迷いません。
自分の言葉で目的を整理してから体験に臨むことが、納得できる選択への近道です。
目的がまだはっきりしていない方には、「普段の生活で気になることはありますか?肩こりや腰痛、姿勢など、どんな小さなことでも大丈夫ですよ」とお聞きすることが多いです。日常のお悩みから目的が見えてくることがよくあります。 具体的な目標がなくても、お話を伺いながら一緒に目的を整理していくので、体験の時点で明確に決まっていなくても安心してご参加していただいて大丈夫です。
体験後は身体の感覚と通いやすさを記録する
体験を終えたら、感じたことをその日のうちに記録しておきましょう。時間がたつと印象があいまいになり、ほかの体験と比べるときに判断しづらくなるためです。記録は次のような共通の項目でそろえておくと、あとから比較しやすくなります。
- 目的とレッスン内容が合っていたか
- 動きの説明が分かりやすかったか
- 無理な痛みや違和感がなかったか
- 呼吸がしやすかったか
- 講師に相談しやすかったか
- 通う時間や費用に負担がないか
1回の印象だけで優劣を断定せず、体験先の条件やその日の体調も踏まえて振り返ることが大切です。
両方を一度ずつ試して続けやすさを比べる
ピラティスとヨガの両方に関心があるなら、それぞれ一度ずつ体験して比べるのが近道です。同じ基準で見比べることで、情報だけでは分からなかった自分の好みや続けやすさが具体的に見えてくるためです。
体験後は記録の項目をそろえて、「どちらが目的に合っていたか」「どちらなら通い続けられそうか」を振り返ってみましょう。体験先の設備やクラス内容、その日の体調が異なる場合は、単純な優劣ではなく条件の違いも踏まえて考えます。
迷う時間が長くなるよりも、一度ずつ試して感覚で確かめるほうが、納得のいく選択につながるはずです。
ピラティスとヨガの向き不向きに関するよくある質問
最後に、ピラティスとヨガの向き不向きについて、よくある質問にお答えします。
- ピラティスとヨガではどちらが体力を使いますか?
- ピラティスとヨガは両方を続けてもよいですか?
- 体が硬い場合はどちらから試すとよいですか?
気になる疑問を解消して、安心して一歩を踏み出しましょう。
-
A.
どちらが体力を使うかは一概にはいえず、クラスの種類や進行、動作の内容、ご自身の体力によって感じ方が変わります。ゆったり進むヨガもあれば運動量の多いヨガもあり、ピラティスもマットかマシンか、クラスの進行によって強度が異なるためです。
どちらがきついかで選ぶよりも、体験時に無理なく動けたか、続けられそうかを基準に判断するのがおすすめです。不安な場合は、体験前に運動経験や体力について講師へ伝えておくと安心でしょう。
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A.
はい、目的やスケジュールが両立するなら、両方を続けても問題ありません。身体の使い方を確認する時間と、呼吸で心を整える時間を、目的に応じて使い分けられるためです。
ただし、回数を増やすこと自体が目的にならないよう注意しましょう。疲れの残り方や時間、費用の負担を見ながら、無理なく続けられる組み合わせを考えることが大切です。迷ったときは、どちらか一方から始めて、生活のリズムに慣れてから追加する方法もあります。
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A.
身体の硬さだけで、ピラティスかヨガかを決める必要はありません。どちらのレッスンにも、動きの範囲を調整できるクラスがあるためです。また、柔軟性は無理のない範囲でストレッチングなどを続けることで、維持や向上が期待できるとされています(※1)。
選ぶ基準にしたいのは、動きを調整してもらえるか、講師に相談しやすいか、無理なく動けるかという点です。体験先のクラス内容や指導の条件を確認してから選びましょう。なお、強い痛みやしびれがある場合は無理をせず、必要に応じて医療機関などの専門家へ相談してください。
(※1)参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果」
「体が硬いので不安です」とお話しされる方には、「マシンが動きをサポートしてくれるので、体が硬い方でも安心して始められますよ」とお伝えしています。無理に身体を伸ばすのではなく、ご自身の可動域に合わせて動けるのがマシンピラティスの魅力です。 実際に続けている方からは、「最初より身体が動かしやすくなった」「前屈や腕を上げる動きが楽になった」といったお声をいただくことがあります。
ピラティスとヨガの向き不向きは目的と続けやすさで決めよう
ピラティスとヨガの向き不向きは、目的、体験先やクラス内容、身体の状態、個人差の組み合わせで変わります。どちらが優れているかではなく、ご自身が無理なく続けられるかどうかが選ぶ基準です。
まずは気になるレッスンを体験し、目的との相性や通いやすさを確かめてみましょう。合わないと感じたら選択を急がず、条件を変えてもう一度試せば十分です。無理なく続けられる運動との出会いが、心地よい毎日への第一歩になります。
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