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ヨガとピラティスの違いは目的とアプローチにある!目的別の選び方も解説

作成日:2026.05.27
更新日:2026.06.09
Pilates Meeの記事アイキャッチ画像

「ヨガとピラティス、どちらを始めればいいんだろう?」と迷っている方は少なくありません。ヨガとピラティスの違いを一言でいうと、ヨガは心身の調和やリラックスを目指す鍛錬法であり、ピラティスは体幹の強化や姿勢改善を目指すトレーニングです。この記事では、ヨガとピラティスの違いを目的・効果・レッスン形式・呼吸法などの観点から解説し、自分に合った選び方をお伝えします。

難波 郁美
難波 郁美
ピラティスインストラクター
Pilates Meeブログ運営・執筆者
Pilates Meeではインストラクターの指導に加え、バックオフィス業務や研修、記事執筆を担当。現場での経験やお客様の声をもとに、ピラティスが初めての方でも安心して取り組めるような情報発信を心がけています。

ヨガとピラティスの違いは「目的」と「体の使い方」にある

ヨガとピラティスは、見た目が似ているため混同されやすいですが、成り立ちや目的が大きく異なります。まずは両者の起源と目的を表で整理してみましょう。

項目ヨガピラティス
起源古代インド発祥の心身鍛錬法20世紀初頭、ジョセフ・H・ピラティス氏が負傷兵のリハビリのために開発
主な目的ポーズ(アーサナ)・呼吸法・瞑想による心と体の調和インナーマッスルの強化と姿勢の改善
重視する側面精神面の安定・リラックス体幹の強化・正しい体の使い方
参考厚生労働省 eJIM「ヨガBetter Health Channel「Pilates – health benefits

こうした背景の違いから、ヨガはリラックスや精神面の安定を重視するのに対し、ピラティスはインナーマッスルの強化や姿勢の改善を重視するという方向性の違いが生まれています。呼吸法や体の動かし方にも違いがあるため、自分の目的に合わせて選ぶことが大切です。

(※1)参考:厚生労働省 eJIM「ヨガ

(※2)参考:Better Health Channel「Pilates – health benefits

Q
ヨガとピラティスの両方を体験した生徒さんから、どんな感想を聞くことが多いですか?
インストラクター
Pilates Mee 難波

「最初は呼吸の違いに戸惑った」という感想をよく聞きます。ヨガとピラティスでは呼吸法が異なるため、慣れるまでは難しく感じる方もいらっしゃいますね。
一方で、「ヨガはリラックスやストレッチの要素が強く、ピラティスは身体を支える筋肉を使っている感覚がある」といった違いを実感する方も多いです!

ヨガとピラティスを5つの観点で比較

ヨガとピラティスの違いを5つの観点で比較する図解

ヨガとピラティスの違いを整理すると、大きく5つの観点で比較できます。

観点ヨガピラティス
目的心の安定・柔軟性・瞑想体幹強化・姿勢改善
効果柔軟性向上・リラックス筋力向上・姿勢改善
レッスン形式マット中心マット+マシン
呼吸法腹式呼吸胸式呼吸
運動強度低〜中強度中強度

それぞれの観点について詳しく見ていきましょう。

目的:心の安定 vs 体幹の強化

ヨガは精神面の安定や心のリフレッシュを求める方に選ばれやすいエクササイズです。ポーズと瞑想を通じて、自分の内面と向き合う時間を大切にする点が特徴といえます。

一方、ピラティスは姿勢改善や体幹強化、ボディラインの引き締めを目的とする方に選ばれる傾向があります。たとえば「デスクワークで猫背が気になる」「産後の体型を戻したい」といった具体的な体の悩みをきっかけに始める方が多いのも、ピラティスの特徴です。

どちらが良い・悪いではなく、「心を整えたいのか」「体を整えたいのか」で選ぶのがポイントになります。

Q
実際にPilates Meeに通い始めた生徒さんで多い「始めたきっかけ」を教えてください
インストラクター
Pilates Mee 難波

一番多いのは、「姿勢を改善したい」というお客様です。
デスクワークや日常生活による姿勢不良や体の不調などに悩み、身体を根本から整えたいと考えて始められる方が多くいらっしゃいます。

効果:柔軟性・リラックス vs 筋力・姿勢改善

ヨガで期待できる主な効果は、柔軟性の向上やストレス軽減です。厚生労働省の情報によると、ヨガはストレスや不安の軽減に有用である可能性が示されています(※1)。ゆったりとした動きと深い呼吸を組み合わせることで、心身のリラックスにつながるのがヨガの魅力といえるでしょう。

ピラティスで期待できる主な効果は、インナーマッスルの強化や姿勢改善です。体幹部の深層筋を鍛えることで、しなやかで強い筋肉とゆがみのない正しい姿勢づくりを目指せます(※2)。体の左右バランスを整える効果も期待でき、日常生活での体の使い方に変化を感じる方も少なくありません。

(※1)参考:厚生労働省 eJIM「ヨガ

(※2)参考:Better Health Channel「Pilates – health benefits

Q
生徒さんがピラティスを始めてから「姿勢が変わった」と実感するまでの期間や変化の声を教えてください
インストラクター
Pilates Mee 難波

姿勢の変化を実感するタイミングには個人差がありますが、早い方だと1〜2か月ほどで変化を感じ始めることがあります。
継続して通われている方からは、「写真を見たら猫背が改善していた」「周りから姿勢が良くなったと言われた」というお声をいただくこともあります。

レッスン形式:マット中心 vs マシンも活用

ヨガのレッスンは、マットの上で自重を使ってポーズをとるスタイルが一般的です。補助具としてブロックやベルトを使うこともありますが、基本的には自分の体ひとつで取り組めます。

ピラティスのレッスンには、マットピラティスとマシンピラティスの2種類があります。マットピラティスはヨガと同じく自重で行いますが、マシンピラティスではリフォーマーと呼ばれる専用マシンを使います。マシンのバネが動きをサポートしてくれるため、初心者でも正しいフォームを取りやすいのが大きなメリットです。

実際にPilates Meeでは、リフォーマーを中心としたマシンピラティスのレッスンを提供しています。マシンの補助を活用することで、体の使い方を一つひとつ丁寧に学べる環境が整っています。

Q
初心者の生徒さんにマシンピラティスをおすすめする理由をレッスン現場の実感から教えてください
インストラクター
Pilates Mee 難波

運動経験が少ない方でも、マシンのサポートがあることで、無理なくエクササイズを行うことができています。
また、マシンは身体の動きを補助してくれるだけでなく、適度な負荷もかけられるため、「どこを使っているのか」が分かりやすいのも特徴ですよ。

呼吸法:腹式呼吸 vs 胸式呼吸

ヨガでは腹式呼吸を基本とします。お腹をふくらませるように息を吸い、ゆっくりと吐くことで副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まるとされています(※1)。

ピラティスでは胸式呼吸を用います。肋骨を横に広げるイメージで息を吸い、吐きながらお腹を引き込むことで、体幹の安定を保ったまま動くことができます。呼吸のたびにインナーマッスルが刺激されるため、呼吸自体がトレーニングの一部になっている点がピラティスの特徴です。

呼吸法が異なるのは、それぞれの目的に合わせた体の使い方をするためです。ヨガの腹式呼吸は心を落ち着ける方向に、ピラティスの胸式呼吸は体幹を安定させる方向に働きかけます。

(※1)参考:J-STAGE「腹式呼吸が自律神経機能に与える影響

運動強度:低〜中強度 vs 中強度

ヨガはリラックス系(リストラティブヨガ、陰ヨガなど)からハード系(パワーヨガ、アシュタンガヨガなど)まで、プログラムの種類によって強度の幅が広いのが特徴です。自分の体調や気分に合わせて強度を選べる点は、ヨガの大きなメリットといえます。

ピラティスの運動強度は中程度で比較的安定しています。激しく動くわけではなく、ゆっくりとした動きの中でインナーマッスルに負荷をかけていくため、息が上がるような運動が苦手な方でも取り組みやすいでしょう。

どちらも運動習慣がない方やブランクがある方でも始めやすいエクササイズです。「体を動かしたいけれど、激しい運動はちょっと……」と感じている方にも、ヨガもピラティスもおすすめできます。

ヨガ・ピラティス・ストレッチの違い

3つの違いを説明するPilates Meeの記事内図解

ヨガ・ピラティス・ストレッチの3つは混同されやすいですが、目的と体の使い方がそれぞれ異なります。以下の表で違いを整理してみましょう。

項目ストレッチヨガピラティス
主な目的柔軟性の向上心身の調和体幹の強化・姿勢改善
体の使い方筋肉を伸ばすポーズ+呼吸+瞑想インナーマッスルに働きかける
メソッド単独の運動体系的な鍛錬法体系的なトレーニング
精神面へのアプローチなしあり(瞑想・呼吸)限定的(集中力)

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

ストレッチは筋肉を伸ばして柔軟性を高める運動

ストレッチは、筋肉や関節を意図的に伸ばして柔軟性を高める運動です(※1)。ヨガやピラティスのように体系的なメソッドではなく、準備運動やクールダウンとして単独でも活用できます。

運動前のウォーミングアップや運動後の疲労回復としても取り入れやすく、日常生活のなかで手軽にできるのが大きな特徴です。ヨガやピラティスと組み合わせて行うこともでき、柔軟性を補いたいときに便利な運動といえるでしょう。

(※1)参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果

ヨガは呼吸と瞑想を組み合わせた心身の鍛錬

ヨガは、ポーズ・呼吸法・瞑想の3つを組み合わせて心身の調和を目指す鍛錬法です。体だけを対象とするストレッチとは異なり、精神面にもアプローチする点に大きな違いがあります。

たとえばレッスンの最後に行う「シャヴァーサナ(屍のポーズ)」では、全身の力を抜いて仰向けになり、深い呼吸とともに心を静めます。こうした精神面への働きかけがストレッチにはない、ヨガならではの特徴です。

ピラティスはインナーマッスルに働きかける体幹トレーニング

ピラティスは体幹の深層筋(インナーマッスル)に意識を向け、姿勢や体の使い方を改善するトレーニングです。ストレッチが柔軟性を、ヨガが心身の調和を目指すのに対し、ピラティスは体の内側から正しい姿勢を支える力を育てることを目的としています。

リハビリテーションから生まれた背景があるため、体に無理な負荷をかけずに深層筋を鍛えられる点が特徴です(※1)。けがのリスクが比較的低く、年齢や運動経験を問わず取り組みやすいエクササイズといえるでしょう。

(※1)参考:Better Health Channel「Pilates – health benefits

Q
ストレッチはしているけれどピラティスは未経験、という生徒さんがレッスンを受けて感じた違いを教えてください
インストラクター
Pilates Mee 難波

「ピラティスは伸ばすだけでなく、身体を支える筋肉を使う感覚があった」という感想をいただくことが多いです。
また、「ストレッチでは気づかなかった身体の癖が分かった」という声もよく聞きます。左右差や姿勢の崩れに気づき、自分の身体をより深く理解できたことが、ピラティスを続けるきっかけになっている方も多いです。

ヨガとピラティスはどっちがいい?目的別の選び方

目的別の選び方を説明するPilates Meeの記事内図解

ヨガとピラティスのどちらが良いかは、「自分が何を求めているか」によって変わります。以下の目的別に、向いているほうを整理しました。

  • ストレス解消やリラックスが目的ならヨガがおすすめ
  • 姿勢改善やボディラインの引き締めが目的ならピラティスがおすすめ
  • ダイエット目的ならピラティスがおすすめ

それぞれの理由を詳しくお伝えします。

ストレス解消やリラックスが目的ならヨガがおすすめ

精神的なリフレッシュや心の安定を求めている方には、ヨガが向いています。ヨガの腹式呼吸には副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせる効果が期待できるためです(※1)。

仕事や家事で疲れた日に、ヨガのレッスンで呼吸と瞑想に集中する時間を持つことで、心のスイッチを切り替えられたと感じる方も多くいます。「体を鍛える」というよりも「心を整える」ことを優先したい方は、まずヨガから試してみるとよいでしょう。

(※1)参考:J-STAGE「腹式呼吸が自律神経機能に与える影響

姿勢改善やボディラインの引き締めが目的ならピラティスがおすすめ

体幹を鍛えて姿勢を整えたい方や、しなやかなボディラインを目指す方にはピラティスが向いています。ピラティスではインナーマッスルに重点的に働きかけるため、体の内側から姿勢を支える力を養えます。

とくにマシンピラティスは、リフォーマーのバネが動きを補助してくれるため、初心者でも正しいフォームで効率よくトレーニングに取り組めます。「反り腰が気になる」「肩こりがつらい」など、姿勢に起因する悩みを感じている方は、ピラティスを検討してみてください。

ダイエット目的ならピラティスがおすすめ

体を引き締めたい、代謝を上げたいという目的であれば、ピラティスが向いています。インナーマッスルを鍛えることで基礎的な筋力が向上し、日常生活での消費エネルギーが増えやすくなると考えられているためです。

たとえば「体重は大きく変わらないけれど、お腹まわりがスッキリした」「パンツのサイズが変わった」という声は、ピラティスを続けている方からよく聞かれます。ただし、ヨガもピラティスも劇的な減量を目的とした運動ではない点は理解しておきましょう。どちらも「健康的に体を整える」ためのエクササイズであり、短期間で大幅に痩せるものではありません。

ヨガとピラティスは両方やるのもおすすめ

両方やるメリットを説明するPilates Meeの記事内図解

ヨガとピラティスは対立するものではなく、目的に応じて併用することで相乗効果が期待できます。

  • 柔軟性と体幹の両方を鍛えられる
  • 心と体の両面からアプローチできる
  • 週ごとに使い分けると飽きずに続けやすい

それぞれのメリットを確認してみましょう。

柔軟性と体幹の両方を鍛えられる

ヨガで柔軟性を高めながら、ピラティスで体幹を強化することで、バランスの良い体づくりにつながります。柔軟性だけが高くても体幹が弱いと姿勢を支えきれず、逆に体幹だけを鍛えても柔軟性が不足すると動きが硬くなりやすいためです。

たとえばヨガのポーズで股関節まわりの柔軟性を高め、ピラティスで体幹の安定性を養うことで、日常動作がスムーズになったと感じる方もいます。両方を取り入れることで、体の機能を偏りなく高められるでしょう。

心と体の両面からアプローチできる

ヨガの瞑想やリラックス効果で心を整え、ピラティスのトレーニング効果で体を整える。この2つを組み合わせることで、心身両面からバランスよく健康にアプローチできます。

忙しい日々のなかで、心がモヤモヤするときはヨガで気持ちをリセットし、体のだるさや姿勢の崩れが気になるときはピラティスで体を動かす。こうした使い分けができるのも、両方を経験している方ならではのメリットです。

週ごとに使い分けると飽きずに続けやすい

たとえば「月曜はピラティスで体幹トレーニング、木曜はヨガでリラックス」のように、週ごとに交互に取り入れるスケジュールもおすすめです。同じエクササイズだけを続けるよりも気分転換になり、飽きずに長く続けやすくなります。

運動を習慣化するうえで「楽しく続けられること」は最も大切な要素のひとつです。ヨガとピラティスの両方を取り入れることで、その日の体調や気分に合わせて柔軟にスケジュールを組めるようになるでしょう。

ヨガとピラティスの違いに関するよくある質問

一般的にはピラティスのほうが筋肉への負荷を感じやすいですが、一概には言い切れません。ヨガにもパワーヨガやアシュタンガヨガのように強度の高いプログラムがあるためです。


「きつさ」の感じ方は個人の筋力や柔軟性によっても変わります。ピラティスはインナーマッスルに持続的に負荷をかけるため「じわじわきつい」と感じやすく、ヨガはポーズをキープする際に「意外ときつい」と感じることがあるでしょう。どちらも体験レッスンで自分の体で確かめてみるのが確実です。

同じ日に行うこと自体は問題ありません。ただし、体の疲労度を見ながら無理のない範囲で調整することが大切です。


順番の目安としては、先にピラティスで体幹を使ったトレーニングを行い、その後にヨガでクールダウンする流れがおすすめです。ピラティスで体を動かした後に、ヨガのストレッチや呼吸法でリラックスすることで、効率よく心身を整えられるでしょう。

はい、どちらも運動が苦手な方でも始められます。ヨガもピラティスも激しい動きを伴わないため、自分のペースで無理なく取り組めるエクササイズです。


とくにマシンピラティスは、リフォーマーの補助があるため、筋力に自信がない方でも正しいフォームを取りやすいのが特徴です。Pilates Meeではセミパーソナル(1回のレッスンにつき最大3名)の少人数制を採用しているため、インストラクターのサポートを受けながら安心して取り組めます。

違いを知ったら体験レッスンで自分に合うほうを見つけよう

ヨガは心身の調和やリラックスを求める方に、ピラティスは体幹の強化や姿勢改善を求める方に向いています。どちらが合うかは目的によって異なりますが、両方を組み合わせるのもおすすめです。

違いを頭で理解するだけでなく、実際に体験レッスンで体を動かしてみることで、自分にぴったりのエクササイズが見つかります。Pilates Meeでは、リフォーマーを使ったマシンピラティスの体験レッスンを実施しています。「ピラティスが気になる」と感じた方は、ぜひ一度体験レッスンで自分の体で違いを感じてみてください。

難波 郁美
難波 郁美
ピラティスインストラクター
Pilates Meeブログ運営・執筆者
Pilates Meeではインストラクターの指導に加え、バックオフィス業務や研修、記事執筆を担当。現場での経験やお客様の声をもとに、ピラティスが初めての方でも安心して取り組めるような情報発信を心がけています。
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